インテリアと化していたので、存在を忘れておりました。
今回は、その『買っていたもの』を。
★項目
- 買っていたもの
- 特徴
- 他種・劇中登場例
これでいきます。
1.買っていたもの
まずは、こちらです。
そうです。
模造刀(美術刀)・素槍
です。
「素槍(すやり)」もしくは「直槍(じきやり)」とも言います。
この模造刀は3分割できるので、持ち運びが便利です。
模造刀ですし、槍にも専用の鞘がありますので、それもセットでついてきます。
時代劇のように、振って鞘を払う事も可能です。
模造刀(美術刀)の素槍の鞘を払うよ #槍 #模造刀 #美術刀 #時代劇 - YouTube
※新品は鞘が緩んでいないため、鞘を振って払うためには、長期間鞘を付けっぱなしにする必要があります。
2.特徴
上にも書きましたが、特徴は穂先です。
「素槍」もしくは「直槍」という種類の穂先になっています。
これは一般的な槍の穂先です。
素槍には、三角形の断面が二等辺三角形の『平三角』、三角形の断面が正三角形の『正三角』の2種類形状があり、私が購入した模造刀は、『平三角』になります。
正面から見ると、二等辺三角形の形をしております。
穂先には、日本刀でいう「樋(ひ)」も1本入っています。
槍の場合、樋が赤く塗られていることが、多い気がします。
最近知ったのですが、下画像の膨らんでいる部分が、実物では「鏑巻き(かぶら まき)」という名前の部分なのですね。
この鏑巻きは、日本刀の鍔の握り止めの役割を果たすそうです。
模造刀なので意味をなさないですが、一応は口金(くちがね)、逆輪(さかわ)、銅金(どうがね)もついております。
槍の茎(なかご)の固定、目釘の保護の役割を果たします。
しかし、模造刀の穂先はまさかの口金にネジ止めなので、飾り程度で意味はありません。
末端の石突は、おそらく「立鼓(りゅうご)形」だと思います。
一般的な形なんですかね?
3.他種・劇中登場例
画像フォルダの中には、素槍以外ほとんどなかったです。
ただ、平三角と正三角どちらもありますので、それをどうぞ。
◉平三角形の素槍(直槍)
色々な時代劇に登場するものでは、これが多いと思います。
見た感じでは、江戸の激斗・町藤太の手突槍(打根と同一か?)や、同・堺金吾の仕込み槍、必殺仕掛人・音羽屋半右衛門の仕込み釣り竿、大江戸捜査網・流れ星おりんの槍、同・松原蔵人の槍、江戸の鷹・若杉新之助の槍などなど。
一般的な形ゆえに、挙げていったらキリがないです。
◉正三角形の素槍(直槍)
これは、必殺シリーズファンなら絶対知っていてほしいですね。
必殺仕置人・棺桶の錠の手槍、あれは正三角形の素槍です。
三面全てに樋もあります。
他は、江戸の牙・金丸半兵衛の仕込み槍が、正三角形の素槍です。
半さんのものは、刀うばいの鈎がついた鈎槍です。
◉十文字槍
唯一画像があったのがこれで、伊賀の水月・河合又五郎が持っている槍が、十文字槍でした。
入れてよいか微妙ですが、一角流マロホシも、組み上げた状態はこの十文字槍の穂先のようになります。
マロホシの使い方に、簡易的な十文字槍の穂先のように使う方法があるようなので、十文字槍の欄に入れました。
子連れ狼2「まろほし豆庄」で、マロホシの穂先を相手に突き立てるシーンがあります。
◉菊池槍(仕込み槍)
必殺シリーズファンで、これの存在を知らないとは言わせませんよ。
中村主水が必殺仕事人Ⅴ、必殺仕事人Ⅴ激闘編 第13話「主水の上司 人質になる」で使用する仕込み刀が、この菊池槍と呼ばれる仕込み槍です。
日本刀に偽装した物で、不意打ちを得意とするこの頃の中村主水向きの、仕込み槍ですね。
これは有名です。
一角流マロホシが、簡易的な十文字槍の穂先になるのは、知りませんでした。
マロホシは謎が多い機械十手ですが、少し謎が解けた気がします。