タイトル通りです。
今回は、ずーっと前に作った『 劇中プロップ真鍮製銀流し十手 』を、手直しいたしました。
まず、こちらです。
今回は、杉良太郎さんの『 右門捕物帖 』、『 同心暁蘭之介 』に出てくる同心十手をモチーフにして作ったものに、少し手を加えました。
全長:27糎、ちゃんと九寸にし、同心十手と同尺にいたしました。
この長さならアルミテープが貼りやすいのですが、先端を丸めに成形したため、やはり先端の方はシワが入ってしまいました。
握柄は以前のままで、蒸着シールを使いました。
紐付環は『 劇中プロップ 』なので、ただ倒れるだけの環です。
劇中プロップでは、水平回転環の方が少ないため、この形になる事が多いです。
※水平回転環の十手は、『 伝七捕物帳 』くらい。
直径は12粍、これは劇中プロップとしては細身な気がします。
参照:右門捕物帖第27話以降のOP画像
ただ、実際の同心十手(真鍮製銀流し十手)は紡錘形で、先端面10粍、最大径15粍、手元末端13粍です。
参照:十手・捕縄事典 江戸町奉行所の装備と逮捕術
これの平均径を出すと、約13粍です。
つまり、直径12粍では少し細めですが、本物の十手に近い大きさだと思います。
テーパー加工が出来ないため、紡錘形はまだ作れないです。
そのため、江戸町方同心十手はどうしても直径12粍、直径15粍出ないと作れないです。
劇中プロップの同心十手は、こちらもあります。
これは『 同心部屋御用帳 江戸の旋風 』シリーズに登場するものをモデルにし、作った十手です。
こちらも近いうちに、アルミテープを貼り替えようと思います。