小鍔の劇中プロップ仕様な『鍔付き鈎付き十手』
上記事で、劇中プロップをモデルにした鍔付き鈎付き十手を作りました。
これから派生して、もう1つ『劇中プロップ仕様な鍔付き鈎付き十手』を作りました。
◉モデル
今回のモデルは、松本白鸚さん&丹波哲郎さんの『鬼平犯科帳』に登場する、与力同心が持つ小鍔の鍔付き鈎付き十手です。
◉製作した鍔付き鈎付き十手
今回作ったものは、こちらです。
鍔はかなり小さくなり、握柄と一緒に鍔も掴めます。
鍔をここまで小さくしたのは、『鬼平犯科帳'75』で酒井祐助(演:本郷功次郎さん)が鍔と一緒に握っていたシーンを参考にしたからです。
他のシーンを見ても、この鬼平に登場する十手の鍔が、小さいことがわかります。
前回の十手と比較しても、今回の鍔が如何に小さいか分かります。
全長は約35糎程、前回の十手より少し短いです。
基本的な形状は、前回(上画像の上の十手)と同じです。
全体的に細いので、長めに見えると思います。
ちょうど良い木材が無かったので、直径12粍と直径15粍の木材を継ぎました。
↑継ぎ目は鍔で隠れています。
棒身直径と鈎の幅がほぼ同じなので、今回は軸をつけて、鈎を接着する事にしました。
↑接着剤がはみ出た部分は、鈎と共に塗装しております。
鈎も木製ですが、厚めに塗装をし木目を目立たなくしています。
今回太刀もぎの鈎は少し拘りまして、これは1枚の木板から切り出して作りました。
鈎の強度を上げるには、1枚の木板から切り出した方が、2つの棒材を繋げるより強度は高いと思います。
今回は、劇中プロップの紐付環がどういう仕様か不明のため、アイナットを用いた水平回転環に致しました。
今回は新規製作なので、これで鍔十手の総数が7本になりました。
鍔付き鈎付き十手は、4本です。
劇中仕様な鍔付き鈎付き十手は、これで2本目です。
そろそろ、握柄を紡錘形にしたいですね。
↓紡錘形の握柄
これは、形状を作るのが難しいです。