正直なぜ作ったのか、よく分からないです。
昨日の鍔十手の記事で申した通り、『出品用なえし』と共に製作した、『鍔付き鈎付き十手』についてです。
これが、その十手です。
鍔付き鈎付き十手
劇中プロップを基に、自分なりに工夫したものです。
◉モデルの劇中プロップ
大きさ、外見、房紐はこの十手を基にしました。
この十手は全長約45糎、定寸十手です。
鈎は洋折れフックを使い、鍔は座金を2枚重ねています。
棒身も、アルミテープで仕上げています。
撮影中に、なぜか棒身に傷が増えてました..。
おそらく、鈎付け根はハバキが付けられているため、一段太くなっていると思います。
握柄は塩ビ管を使い、アルミテープ→銅箔テープ→レース糸(黒)→銅箔テープ→アルミテープの順で構成しております。
縁金、柄頭はアルミテープで、アルミテープ、銅箔テープ、レース糸全て高さを揃えております。
ここは、鮫皮の握柄の様な感じで、こだわったところです。
紐付環は水平回転環で、M6のアイナットを使用しております。
房紐は、劇中プロップに合わせて朱色で、結び方も劇中同様に棒結びにしております。
棒結び、紐の長さや太さによっては結構難しいですね。
自分としては、劇中プロップに寄せたいのですが、明治大学博物館に所蔵されている『火付盗賊改方十手』に寄せたものを、作ってみたいです。
これは、鈎付け根にハバキ、鍔は九曜星紋様が施されているため、かなり良く作られていると思います。
...鍔十手で試そうか、なんて思っています。
という事で、次に作る十手の案が出来ましたね。
鍔に彫り物は難しいので、鍔はそのまま座金で、握柄とかハバキとかを工夫してみようと思います。