もしかして2本あるのでは?
なんとなくですがね、『NET1974年版右門捕物帖』、これの劇中プロップ真鍮製銀流し十手が2本ある気がします。
2本存在するのであれば、それは官給品十手と私物十手ということになります。
NET1974年版 右門捕物帖:第6話「裏切り」で、それらしきものが登場しました。
これです。
町方同心の『錆朱色房紐の真鍮製銀流し十手』ですね。
この十手は太刀もぎの鈎は若干丸みを帯びており、立ち上が部は『∮(インテグラル)』の様な曲面も確認できます。
錆朱色房紐は、4巻ほどです。
この十手の鈎の形、房紐の巻き数が、後期OPなどに登場する劇中プロップ真鍮製銀流し十手(杉良太郎さんの私物かも?)と、異なる様に見えます。
この十手は、太刀もぎの鈎は直角で横手は太く、立ち上がり部は細いです。
また、錆朱色の房紐は3巻です。
太刀もぎの鈎の形状、房紐の巻き数が異なります。
前半後半で異なる、という訳でも無さそうです。
第4話『罠』のラス立ちです。
分かりにくいですが、後期OPなどに登場する十手と同じです。
なので、鈎や房紐の長さ違いで2つあるというのは、右門が『官給品十手』と『私物十手』で2つ十手を持っているからなのでは?と思いました。
『ナワ・ユミオ捕具コレクション』にも、町方同心の私物と思われる十手はございます。
この十手は、明治大学博物館刑事部門に常設されている十手です。
※町方同心の官給品十手は、同博物館の『関東取締出役の鍛鉄製銀流し十手』と酷似しています。
明治大学博物館刑事部門にある町方同心の私物十手と、右門捕物帖第6話で確認した十手が、どことなく似ている様に思います。
特に、太刀もぎの鈎の形状は、私物十手の雰囲気が出ています。
もしかしたら、ここで『右門の私物十手』として紹介した十手は、同心暁蘭之介では官給品十手となっているかもしれません。
鈎の形状が、右門の官給品十手と異なり、私物十手に似ています。
特に、太刀もぎの鈎が直角ではなく、角にRがついて丸みを帯びているところは、右門の私物と思われる十手に非常によく似ています。
今は右門捕物帖の録画が飛んでしまったため、確認のしようがありません。
しかし、町方同心である近藤右門なので、十手が官給品と私物で2つあってもおかしくありません。
官給品十手は奉行所から貸与された大事な十手なので、普段は第35話の様に、袱紗の上に置いているのかもしれないです。