右門捕物帖・後期OPで思ったこと(1974年、杉良太郎版)
図書館で借りた本を見て、さらにNET系列1974年右門捕物帖の後期OPを見て思ったことです。
右門捕物帖の後期OPを見たのは去年の九月末、ホームドラマチャンネルで放送していることは知っていたのですが、こちらでは見れなかったので、機会が出来たその時期に終盤三話を視聴。
この時はどうとも思っていなかったのですが、この本
を見てから改めて後期OPを見ると、感動するものが多かったです。
というより、捕物系時代劇のOPにして、捕物シーンがよくできているような気がするのです。
まずは、OP冒頭の十手から。
右門が用いる撮影用真鍮銀流し十手以外にも、長谷川平蔵が用いた十手、なえし等があります。
また、捕物に向かう右門が持っている十手は、
このように真鍮銀流し十手ではなく捕物用に替えていることが分かります。また、服装もしっかり町方同心の捕物時の服装になっています。
次に右門による鉤縄の実演。
同心暁蘭之介にも使用シーンがありました。
次に松明の様なものを盗人らしき人物に投げつけるシーン。
これはおそらく進路妨害の意味で用いられると考えます。
しかし、
盗人ではなく捕り方の進路妨害になってしまいます^^;
次は大捕物。
画像の本にも載っていたように、梯子や大八車、突棒、袖がらみ等を用いての捕物です。
このシーンでは、一度梯子を持った捕り方が後ろへ引き、再び浪人に迫るシーンがあります。
もちろん、右門も捕物に参加。
ラストは右門の殺陣シーン。
相手は鞘を掴むが、右門は膝で鍔を抑え抜刀し、四人倒します。
何かしらの座技の四方斬りだと思われます。
また、随所に一角流手棒目録の一部が写ります。
マロホシが写っている点から、一角流伝書なのではないかと思っています。
同心部屋御用帳・江戸の旋風の前期OPでも捕物シーンはあり、捕物シーンはこちらの方が長めで梯子や大八車、突棒等の捕物の実演が見れるのですが、こちらの方が貴重に思えたのでここにまとめてみました。
◉追加(2022年12月17日)
下記は、この記事を改良した物です。
shumi-sonota-you.hatenablog.com
改めて『 右門捕物帖 (NET1974年版)』後期OPについて - 近江屋の御隠居の日録
内容も濃くなっておりますので、よろしくお願いします。