理想まではもう少しか?
町方同心の官給品『真鍮製銀流し十手』、関東取締出役(通称:八州廻り)の『鍛鉄製銀流し十手』、これらが十手の中では1番好みです。
人生で初めて作った自作十手も、この十手でした。
江戸の旋風の劇中プロップを作ろうとして、真鍮製銀流し十手を真似したものを、当時作りました。
とりあえず、自作したものはこちらです。
なんだか「ただ作った」感が、ありますね。
紫房紐があるのは、『町方与力同心が功績を讃えられて拝領したもの』と、『関東取締出役が使うもの』を兼用しているためです。
基本は、町方の同心十手が好きなので、赤房紐(合わせるなら錆朱色)にしています。
長さも、28cm程にしています。
ただ、水平回転環にしたものは、採寸をめちゃくちゃ適当にやってしまったゆえ、30cmあります。
握柄に菊型鋲をつけているものは、『同心部屋御用帳・江戸の旋風』、『江戸の渦潮』などに登場する同心十手を真似したものです。
江戸の旋風シリーズのものは、片側に菊型鋲があるものと、両側に菊型鋲があるものと2種類あります。
江戸の旋風シリーズの同心十手は、やたら房紐をだらんと垂らしていますので、この2本は劇中に合わせて、長めの房紐にしてあります。
関東取締出役のものは、3本中2本は長めに作っています。
それは、谷口柳造氏の『十手 ~破邪顕正の捕物道具~』に載っている関東取締出役の十手をモデルにしているからです。
また、房紐を変えれば江戸の旋風シリーズの同心十手にもなるので、それも兼ねて長めの十手に致しました。
水平回転環は、6本分作ったため何と無く要領は得ました。
あとは、握柄の真鍮部です。
折り紙を貼ったものは、紐が擦れて金色が剥がれてしまい、下地が現れてしまいます。
これは、以前使っていたHASEGAWAの蒸着シールの方が、良いかもしれません。
最初は塗装していましたが、これでは塗装面と紐がくっ付いてしまい、紐の編み目が塗装面に残ってしまうため、出来るだけシール類が好ましいです。
今のところ、このタイプの自作十手は8本あります(上の画像の通りですが)。
紫房紐が混ざってしまいますが、捕物時代劇のOPやアイキャッチの真似を、いつかはやってみたいです。
ってことなので、NET 1974年版『右門捕物帖』第27〜51話までの通称後期OP冒頭の、十手(ナワコレクション&劇中プロップのシーン)を、真似してみました。
右門捕物帖(NET1974年版)後期OP 冒頭の十手シーンを真似てみました #右門捕物帖 #十手 #時代劇 - YouTube
よろしければ、ご覧ください。
右門捕物帖後期OPのアレ。#右門捕物帖#十手#工作 pic.twitter.com/vIoNJ4QVM0
— 近江屋の御隠居@宣伝用&ドール用 (@oumiya_goinkyo) 2022年7月28日
※紫房紐が巻かれている十手のみ、一般流通品です。