自作十手・地方上級捕吏によくある十手
地方上級捕吏といっても、同心程度の十手です。
記事タイトルの『 よくある 』というのは、地方捕吏の十手は様々あるものの、ある程度は決まった形があるからです。
まず、こちらです。
- 全長:40糎
- 棒身は木材丸棒にアルミテープを貼り、仕上げる
- ハバキは銅箔テープを2重に貼り、厚みを出す
- 太鼓胴鈎はアルミテープとL字フックを使用し、菊座には凧糸を使用
- 握柄は黒糸を巻き、ニスを塗り仕上げる
- 握柄末端の柄頭は、アルミテープを貼り仕上げる
- 紐付環は水平回転環で、アイナットを使用
今回は縁金を省き、普段製作する十手との差別化を図りました。
また、今回は初の試みとして、握柄にアルミテープを少しずつずらして貼り、糸を巻いた時に『 先細り形(握柄末端→太刀もぎ鈎に向かって細くなる)』になる様に作りました。
アルミテープの残量が少ないため、貼る幅を大雑把にしたため理想形にはならなかったものの、この方法で出品用は作ろうと思います。
握柄に工夫はしたものの、上級捕吏の十手の形としては平凡なので、特筆する様なところはありません。
地方上級捕吏の十手には、特に『 太鼓胴鈎 』がよく使われる印象です。
この形で紐付穴なら関西町奉行所タイプですが、普通の水平回転環というところも『 一般的な上級捕吏の十手 』の特徴です。
- 太刀もぎ鈎が太鼓胴鈎
- 先細りの握柄
- 水平回転環の紐付環(猪目形が多い)
これが『 地方上級捕吏の一般的な十手の形 』だと、私は思います。
柄巻きについては、鮫皮巻きが多いですが、藤巻、黒糸巻きなども多く見られます。
今日気がついたのですが、なんか記事が1つ何の操作も無くして消えていました。
消えた十手は、以前購入した『 塗り十手 』の記事です。
一応サポートに連絡はしましたが、解決しなかったら再度『 塗り十手 』の記事を書きます。
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