金属製『 伝七のなえし(棒十手)』
出品用なえしの材料調達時に、『 アルミ棒 』を見つけましてね。
Φ12でちょうど良い大きさなので、今回はこれを使って、『 黒門町の伝七のなえし(棒十手)』を作りました。
まず、こちらです。
まあ、作っているものは『 伝七のなえし(棒十手)』ですので、今までと大した変化はありません。
全長約38糎で、定寸棒十手です。
これは同時出品する『 紫房の十手 』と同長にするため、38糎に致しました。
今回はアルミ棒で作るため、棒身や端面にアルミテープを貼る工程がありません。
そのため、紐付環付け根を工夫しました。
この形は、劇中プロップに近い形です。
劇中プロップでは黒っぽく見えますが、別シーンでは棒身と同じ銀色でしたので、塗装は施していません。
形は単純ですが、アルミ棒の両側をL字に切って成形するため、時間はかかります。
私それには工作機械を持っていないため、全工程手作業です。
握柄はいつも通り、金色テープを貼った後にアルミテープで胴金の膨らみを付け、最後に銅箔テープを貼っています。
先端面には面取りを施し、棒身は100番台の紙やすりで磨き、ピカールで仕上げています。
アルミ棒で製作したため、強度や重さは増しました。
観賞用なのはもちろんですが、仮装用やお芝居で使えるかもしれません(勝手な想像ですが)。
『 黒門町の伝七セット 』
万力鎖も鎖環数を合わせたため、かなり劇中プロップに近づいたと思います。
今回もLEGO製万力鎖もセットで出品いたします。
万力鎖は、正木流万力鎖なので、
- 全長:約60糎
- 鎖環:30個
- 丸環:2個
※LEGOの仕様上、分銅は平四角形ではありません。
ヤフオク! - 自作 黒門町の伝七セット(十手 なえし 万力鎖 ...
また、アルミ棒を使用したため、前回よりは高めにしています。
これは材料費、加工費が木材より高値、手間が掛かるためです。