やっぱり凄い伝七捕物帳
いやさすがですわ。
破邪顕正の構えもですけど、十手もこれは嬉しいです。
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何が凄いって、多分ですが、伝七の十手の緒付環、水平回転環ですよ。
水平回転環というのは、本物の十手に多い緒付環で、緒付環の作り方ゆえに環の部分が倒れない水平回転する環になります。
時代劇のプロップで、初めて水平回転環を見ました。
右門捕物帖OPなどに登場する『ナワ・ユミオ捕具コレクション』は、当たり前ですがほとんど水平回転環の緒付環です。
しかし、劇中プロップの十手では、全く見かけませんでした。
なんとなく画像フォルダの十手を見ていて、ようやく気付きました。
十手はシンプルな形で、私がこの前購入した目明かし十手のような形状です。
ただ無意味に紫房紐という訳ではありません(※与力 = 紫房紐という訳でもないです)。
緒付環は正円形の水平回転環、まさか劇中プロップで見かけるとは...。
伝七といえばもう一つ、『なえし(鈎無し十手)』です。
伝七のなえしは画像の通りで、握柄は銀鍍金の上に幅が異なる4つの胴金(銅製)が付けられています。
写り具合で金色や黒色になるため、よく分からなかったです。
緒付環は時代劇によくあるタイプで、三角形の倒れるだけの緒付環です。
これ、NET1974年版右門捕物帖後期OPのなえしと、同じだと思うのですが...。
もしかして、伝七のなえしをOPに使ったのか?
それとも、これは正木流のなえしなのか?
握柄が金色なのが異なるため、そこは気になります。
このなえしは、中村梅雀さんの伝七捕物帳で鈎を焼きばめした十手となって、再登場します。
こういう使われ方、凄く嬉しいです。