LEGOで『 カラクリ箱 』
『 カラクリ箱 』と書きましたが、LEGOで製作した箱は、所謂『箱根寄木細工』の様なカラクリ箱ではありません。
では、どの様なものか...。
私のブログを見てくださっている方なら、お分かりだと思います。
また、中村梅之助さんの『伝七捕物帳』を見たことある人なら、何を作ったか察せられると思います。
まず、今回製作したものはこちらです。
蓋はあるものの中空なので、一見『ところてん突』の様に見えます。
これは、
『 万力鎖を収納するカラクリ箱 』
です。
側面から出ている棒を押すと、下部の口から万力鎖が落ちてきます。
仕組みは単純で、収納時は棒の矩形部がカッチリ側面の穴にハマっているため、万力鎖を掛けても動きません。
↓棒
側面から出ている棒を押すと、棒の固定が解除され棒が回転するため、万力鎖が棒から落ちます。
よしよし。#LEGO#工作#万力鎖#伝七捕物帳 pic.twitter.com/iNlb6ke7GN
— 近江屋の御隠居 (@oumiya_goinkyo) 2022年12月11日
万力鎖を収納する際は、棒の矩形部を側面の穴に合わせて固定し、箱上部の蓋を開けて内部の棒に万力鎖を引っ掛けます。
前述の通りで、これは中村梅之助さんの『伝七捕物帳』のOP他で確認できます。
伝七親分は、神棚の三宝に十手&捕縄、横の柱のカラクリ箱に万力鎖を入れて保管していますね。
伝七も、箱側面から出ている棒を押し、下部から万力鎖を出します。
LEGO製なので、形自体は作りやすいものの、色を合わせるのが難しいです。
茶色パーツは劣化が早いため、長めの板パーツだと、外す時に割れやすいです。
また、手元にある茶色パーツも少なかったため、飾る時に隠れる部分は、妥協いたしました。
茶色パーツは木材を、黒色パーツは金具を意識して、組み立てました。
万力鎖を収納するため、長さはそこそこあります。
箱自体の全体は46糎、壁に掛ける部分も含めると58糎あります。
伝七でもそうなのですが、このカラクリ箱は壁や柱に掛けて使用します。
そのため、裏側には穴開きパーツを使い、壁や柱に掛けられる様にしています。
紫房の十手&なえし、赤い捕縄、万力鎖、万力鎖用カラクリ箱...。
黒門町の伝七が揃いました。
伝七捕物帳は、万力鎖やなえしをしっかり使う捕物時代劇なので、珍しいと思います。
本記事とは関係ないですが、2022年12月14日からBS松竹東急で、なんとNET1974年版『 右門捕物帖 』が放送いたします。
これはめちゃくちゃ嬉しく、知った時は小躍りしました。