時代劇におけるボルトアクションライフル
『時代劇における鉄砲』シリーズ第3弾、今回は、若干癪ですが『時代劇におけるボルトアクションライフル』にします。
◉第1弾
◉第2弾
◉項目
モーゼルkar98Kスポーター
九九式短小銃
不明
です。
1.モーゼルkar98Kスポーター
これは記事にするか迷いましたが、こちらです。
私が散々パクツイと言っている、あのボルトアクションライフルです。
まあ、あの人たちに聞いたとこで詳細は返ってこないと思うので、モデルと思われる鉄砲、登場回をこの記事でご紹介致します。
見出しにもなっていますが、おそらく『モーゼル(マウザー)kar98Kスポーター』だと思います。
ストック形状、全体的な形、スコープマウント位置、ストック底部のマガジンフロアプレート、ボルトハンドル、これらがモーゼル(マウザー)kar98Kスポーターの特徴と合うと思います。
●モーゼル(マウザー)kar98Kスポーター
◆全体
◆ボルトハンドル
◆マガジンフロアプレート
◆スコープマウント
スコープはスポーターモデルというより、基のモーゼル(マウザー)kar98Kに近いです。
画像は、大江戸捜査網平成版第2シリーズのある話のものです。
この話では、確かオランダ渡りの新式鉄砲という在り来たりな設定です。
石山律雄さん演じる相良藩のバカ殿が、暇つぶしに人間を鉄砲の標的に...という話で、その殿が入手した新式鉄砲が、このモーゼル(マウザー)kar98Kスポーターと思われるボルトアクションライフルでした。
★登場作品
2.九九式短小銃
驚きました。
これは、まさかの王道時代劇:水戸黄門に登場しました。
九九式短小銃と断定したのは、私がTANAKAのガスガンを見たことがあり、劇中プロップが九九式短小銃とそっくりだったからです。
國友の鉄砲鍛治が作った最新式鉄砲で、国産の最新式鉄砲という設定でした。
国産というのは、九九式短小銃と同じですね。
九九式短小銃、友人の日本兵(あだ名)がTANAKAのガスガンを持っていたので、彼から見せて頂きました。
これ、バイポットではなくモノポットがついており、さらにリアサイトは戦闘機を狙うための折り畳み式十字サイトになっているという、なんとも面白い鉄砲です。
水戸黄門では、モノポットはありませんでした。
★登場作品
- 水戸黄門(第16部)第14話「銃が知ってた血染めの罠」
3.不明
これは、現在『東映時代劇YouTube CH』の据置枠にある『賞金稼ぎ』という時代劇に登場したものです。
この話で、トビー門口先生が持っているボルトアクションライフル、これがモデル不明の鉄砲です。
はっきり写るシーンはありますが、私が新式鉄砲の知識が無いため、なんとも言えないです。
すみません...。
トビー門口先生は、この話で唯一ボルトアクションライフルを使います。
ちゃんとボルトを使って排莢しているシーンがあったため、そこの拘りはさすがトビー門口先生です。
★登場作品
- 賞金稼ぎ(TV時代劇版) 第1話「墓場なき兵士たち」
時代劇って、ほんと西部劇しているように思えます。
ある方が仰っていたのですが、『時代劇で西部劇を作りたい!』というのが、昔からあったようです。
そのため、映画時代から70年代の時代劇には、丁髷をつけた西部劇がよく作られていたのですね。