モ式大型自動拳銃
昭和刑事ドラマ関連のモデルガンを集めていると、自然とU.S.アーミー関連が集まりますね。
旧日本軍関連は、今こそ多いですが当時はあまりモデルガンとして存在していないので、純国産拳銃のモデルガンは少ないです。
ただ、旧陸軍などが現地で鹵獲した拳銃、小銃は、モデルガンになっているものがありますね。
今回ブログ記事タイトルにした『モ式大型自動拳銃』、これは『モーゼルC96』のことです。
設計開発こそドイツで行われましたが、量産に不向きということでドイツ帝国軍の制式拳銃にはなりませんでした。
これが軍の制式拳銃となった国は中国で、中国では『山西17式』などコピー品も開発されておりました。
日本では、中国戦線で大量のモーゼルC96を鹵獲し、1940年に『モ式大型自動拳銃』を準制式拳銃として採用したそうだ。
私はモーゼルC96のモデルガンを持っていないため、画像は派生系のモーゼルM712の発火式モデルガン(マルシン製)です。
近々見ようと思っている『独立愚連隊 西へ』、本作にも『モ式大型自動拳銃』が登場するようです。
これモーゼルC96...???
現地のゲリラ隊が持っている設定ようです。
このゲリラ隊、シカゴタイプのトンプソンも持っています。
シカゴタイプでボックスマガジン...なんか珍しい。
本作で、日本軍が鹵獲した小銃に、M1カービンもあるようです。
これ自体は『ホーワカービン』という名の、日本の豊和工業が民間用に生産したライフル銃で、M1カービンをモデルにしています。
ホーワカービンは昭和刑事ドラマにもよく登場します。
なので、本作ではM1カービンという設定で登場しているのでしょうね(もしかして実物をプロップにしたか?)。
鉄砲面の画像を集めた感じでは、日本側の拳銃は十四年式拳銃以外にも、こちらも使っておりました。
FN:ブローニングM1910
です。
実際、軍の上層部は護身用に外国産の小型自動拳銃を、好んで使ったようです。
もちろん、十四年式拳銃も登場します。
用心金、槓桿(コッキングハンドル)の形状的に、前期型のようですね。
南部式のステージガン、あまり見たことがないので、これは嬉しいです。
ややこしくなるので上では書きませんでしたが、私どうしても劇中の『モーゼルC96』が、モーゼルC96に見えないんです...。
発火式のステージガンなのですが、モーゼルC96を基にしグリップはパパ南部かルガーP08あたりをモデルにした、コピー品拳銃に見えてしまっています。
....なんだか、ルガーP08をボルトアクション式にしたら、こんな形になりそう。