日本人でトイガン好きなら...これは欲しいよね!
↑何故この画像かは、後で分かります。
ついに、あれを買いました(エアコキですが...)。
あれとは、これの事です。
マルイ(現:東京マルイ)
南部十四年式拳銃 エアーソフトガン
です。
『和製ルガー』と呼ばれるだけあり、スラリと伸びた銃身が美しいですね。
ただ、これはルガーP08を真似たのではなく、基の南部式がモーゼルミリタリーのプロップアップ式ショートリコイル機構をアレンジしたためです。
したがって、内部機構はモーゼルミリタリーのような『ストライカー方式』のため、ルガーP08とは全く異なります。
このエアコキは18禁ですので、ストライカー方式でのコッキンガはちょっと硬めです。
ボルトハンドルが上画像の形なので若干持ちにくく、プラスチック製ですので、破損する恐れがあるためコックするのが怖いです。
マルイの南部十四年式拳銃は、全体的に前期型ですが、用心金は後期型の達磨型になっております。
私は、後期型の用心金が好きです。
これは、寒冷地における戦を何回も行ってきたため、手袋をした状態でも使いやすくするために、用心金前側に膨らみを持たせているようです。
刻印。
名古屋造兵廠、南部銃製造所、ナンバリング。
こちら側は、火→安(安全状態、セーフティ)、十四年式。
この『火→安』がなんとも良い味を出しています。
初めて見た時は、なんだこれと思いました。
クリック感は、『火』の方はありますが、『安』の方はありません。
また、90度ほど回すと安全状態となり、引き金が動かなくなります。
フレーム全体はモナカ構造、マガジンは割り箸マガジンです。
時代物ですので、これは致し方ありません。
マガジンキャッチボタンはダミーで、マガジンは引っ張って外します。
この南部は仕方無いですが、マルイさん、せめて今現在も製作しているワルサーP38や44オートマグのエアコキくらいは、フルサイズマガジンにして欲しいです。
『南部十四年式拳銃』という呼び名が知られておりますが、これは米兵が付けた呼び名で、正式名は『十四年式拳銃』のようです。
※米兵が十四年式拳銃を見た時、南部式大型拳銃(通称:パパ南部)の改良版と思ったからだったり、諸説あるようです。
南部麒次郎さんは、設計の基は行なっているものも、この『十四年式拳銃』の設計には、直接関わっていないようです。
名前になっている『十四年』は、『大正十四年』のことで、この年に『十四年式拳銃』は二十六年式拳銃の後継として、帝国陸軍の制式拳銃になります。
『十四年式拳銃』、当時のドラマにもちょくちょく登場しています。
私が知っている登場話は、以下の通りです。
です。
この3話は全て面白いです(大空港第75話は最終回直前の傑作回です)。
上画像(サムネイル画像)の人形は、アルフレックスから発売されていた『怪奇大作戦 牧史郎・岸田森』です。
ここで絡んできます(写真が全っ然『怪奇大作戦』と無関係で、すみません)。
ただし、怪奇大作戦:第24話「狂気人間」は再放送&DVD欠番回です。
「狂気人間」における十四年式拳銃は、犯人が作った脳波変調機によって精神異常者にされた牧さんが、S.R.I.隊員・野村に襲いかかるシーンで登場します。
前期型の十四年式拳銃っぽいね。
欠番理由は、ラストのセリフや本話のテーマが「精神異常者による殺人事件」というところだと思います。
南部十四年式拳銃、やっぱり握りやすい。
友人にあげたアルゴ舎の水鉄砲を握った時、同じことを思いました。
さすが、日本人が設計しているだけありますね。
手元にある国産拳銃のモデルガン。
- 二十六年式拳銃
- 南部式小型自動拳銃(ベビーナンブ)
- 十四年式拳銃(南部十四年式拳銃)