近江の御隠居の趣味録

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人魚亭異聞無法街の素浪人 感想Ⅱ(4-6話)

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今回は、三船敏郎主演「人魚亭異聞 無法街の素浪人」の4-6話の感想です。内容はDVDの裏表紙から引用しています。

 

•第4話「横浜どんたく人魚の館」

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外国貿易商人と組んで大儲けを企む兵部省の添島が、その悪事を千鳥に知らせようとしたジムを殺した。攘夷派浪人の野村は、旧友・添島の変節を非難。しかし、甘言に乗せられ一味に加わってしまう。

 

ゲストに根上淳氏と米倉斉加年氏に五味龍太郎氏と眼福。やっぱり渋いですな、根上氏。ジムを殺すシーン、添島が堂々と行うのには驚いた。こういうのって手下が行うもんじゃないのか。ドラム型マガジンの機関銃登場。外国商人が持ってるから違和感ないけど、こんな銃明治初期にあったのか?どうやらミスターの旦那は外国語の聞き取り能力があるようだ(代筆していたので)。

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•第5話「偽りの報酬」

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現金輸送中の馬車が、浪人の一団に襲われた。直後に駿河屋殺人事件が発生。冴子は運上所判事の酒巻に、用心のために護衛を雇えと進言する。酒巻は娘のみわの警護をミスターの旦那に頼む。

 

あまり書くとネタバレになるので控えるのですが、今までで一番意外な悪人だった。白昼堂々と人魚亭で銃撃戦を行うとはさすが西部劇チックな時代劇。明治時代だからってはじけすぎな気もする…^^;。 でもいいのか「時代劇」なんだから、細かいことは。そのシーンで寄り目で倒れる平助も面白い。内容は江戸の牙第4話「逆転!八万両の行方」に近いものがある。

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•第6話「横浜コネクション」

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大量のニセ金が出回った。左兵衛は、勘助の仕業と断定。事態を重視した政府は密偵の香月を横浜に派遣するが、香月は千鳥の目の前で凶弾に倒れる。千鳥は貿易商サイモンに疑いの目を抱くが…

 

千鳥弦之進メイン回で、ゲストに藤巻潤氏。まるで江戸の牙3話を彷彿とさせるかと思いきや、香月は必殺仕置人23話の村野俊介を彷彿とさせるキャラだった。八丁堀同心に置き換えりゃ江戸の旋風Ⅳや新江戸の旋風にもこんなのいたな。サイモンの仕込み杖にフェンシングの剣が仕込んであるのが面白い。ラストのサイモンとミスターの旦那との勝負は鬼一法眼の最終回のようだった(しかもどちらも敵役はトニー・セテラ氏)。

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この作品に登場する銃はニューモデルアーミーばかりかと思ったら、ハイパトだったり刀舟に登場する六角形バレルの銃だったり、水冷式のガトリング銃だったりと、大江戸捜査網長崎犯科帳破れ傘刀舟に登場する銃と同じだった。