人魚亭異聞無法街の素浪人の銃器・長物編
今回は、だいぶ前になってしまいましたが「人魚亭異聞無法街の素浪人の銃器・拳銃編」の続きの長物編です。
↓前回の記事
shumi-sonota-you.hatenablog.com
まずは、パーカッションロックライフルです。
第3話「一発勝負殺しの切り札」から登場します。
おそらくエンフィールドライフルだと思います。電着式っぽいですが、江戸の牙の時のような撃鉄を起こすシーンはありませんでした。
追記(210519)
この銃、もしかすると「スナイドル銃」かもしれないです。
ニップルっぽいところにヒンジが確認できますので、エンフィールドライフルとかのパーカッションロック式系ではなくスナイドル銃とかの単発元込め式の銃っぽいです。
次は、スペンサーカービンです。
第5話「偽りの報酬」から登場します。
上のフリントロックライフルと同じで、時代的には正しい鉄砲ですね。
レバーアクションですが、そのようなシーンはありませんでした。
次はガトリング砲です。
長崎犯科帳とか大江戸捜査網に登場したものと同じで、水冷式のガトリング砲です。
第7話「21発目の礼砲」に登場します。この回、このガトリング砲の後ろ側がしっかりと映りました。
クランクハンドルが後ろ側にありますね。しかしイマイチ構造がよく分かりません。
次は、ウィンチェスターm1873カービンです。
時代的にはすこし合わないような気がします。
確かレバーアクションシーンはありませんでしたが、これも電着式だと思います。12話までではこの回しか使用シーンがありませんでした。
次はリボルバーカービンです。
発砲シーンはありませんでしたが、第6話「横浜コネクション」でほんの少し映ります。
おそらく、バントラインカービンだと思います。
本日視聴した荒野の用心棒第38話「暗殺の兇弾は暁に炸裂して...」では発砲シーンがありました。
シリンダーに弾頭が見えないですが、気にしちゃダメですね(それかほんとに弾切れか)。
次は、コルク銃です。
第12話「夜霧の片道切符」に登場します。ギヤマンお雪が射的屋を営んでいるため、そこで遊んでいる客による発砲?シーンが少しありました。
千鳥弦之進もコルク銃を構えます。
様になりますね。しかしこの時代に射的ってあったんでしょうかね。
最後に、PPSh -41です。
ドラム型マガジンの短機関銃が、まさかの登場です。
第4話「横浜どんたく人魚の館」で、用済みの浪人たちを始末する時に外国貿易商人・リチャードソンが使用します。
この銃は第二次世界大戦時にソビエト連邦で設計された銃で、人魚亭異聞無法街の素浪人の時代にはありません。
今のところ見てきた鉄砲類の中で、一番時代錯誤な銃だと思います。
長物は、拳銃ほど頻度は高くありませんでしたが、コルク銃やPPSh -41といった他作品には登場しない物が見れて良かったです。