火ばさみの手入れ
今回は、昨年ヤフオクにて落札したレプリカ火縄銃の手入れについてです。
レプリカ火縄銃は短筒で、全体はこのようになっています
全長は300mm程です。
レプリカ(というよりモデルガン)ですので、銃口内は塞がっています。
また尾栓も形があるだけで、銃身と一体型故に外すことはできません。
火蓋も開き火皿もありますが、窪んでいるだけで火道はありません。
商品説明には根付と書いてありましたので、発射機構は全くありません。
全体はこのくらい分解可能です。
内部のからくりはこのようになっています。
素人なので詳しくは分かりませんが、内からくりだと思います。
からくりには三種類あり、外からくり、内からくり、外記からくりとあります。
外からくりはよく見る火縄銃のからくりです。
この、火ばさみの下に弾き金と呼ばれる松葉ばねのようなものがついているのが外からくりです。
外記からくりは、内からくり同様内側に付いているからくりですが、引き金の強さを変えることができるからくりです。鉄砲方の井上外記が考案したためこのように呼ばれています。
本題なのですが、火ばさみとゼンマイを固定しているピンが緩んでしまったため、それの固定を行いました。
ぼやけていますが、ピンが少し緩んでいる状態です。
このピンを金槌で叩き、瞬間接着剤で固定し、緩まないようにしました。
火ばさみのがたつき、緩みはある程度減りました。完全にそれを取り切ることは難しそうです(ゼンマイを削ったりしなければならなさそうなので)。
DENIXのレプリカ火縄銃では満足できなかったので、こういうものが手に入ったのは嬉しいです。特に㮶杖(かるか、さくじょう、こめや・銃口下の棒)が着脱可能なのが嬉しいです。