市販品で一番良い『 藤巻十手 』
記事タイトル通りです。
『 市販品(お土産用の十手)の藤巻十手 』は3丁あり、私はその3丁とも持っています。
※1丁は藤を取ってしまっています。
この3丁のうち、オススメの『 藤巻十手 』についてです。
その十手は、こちらです。
これは、
特上十手
藤巻仕様
です。
全体:約42糎、定寸十手です。
この十手は元々『 黒皮 』が付いていましたが、黒皮では十手らしく無いため、100番台の紙やすりで銀磨きにしました。
※古来の和鉄十手なら黒錆ができる。
棒身は若干先細りで、鈎付け根付近は大きめにテーパーがかけられています。
太刀もぎの鈎は、一見『 鉄環に鍛接された鈎 』の様ですが、鉄環と鈎は別部品で構成されております。
これは、鉄環を焼きばめした後に穴を穿ち、鈎を焼きばめしたと考えられます。
太刀もぎの鈎は湾曲しており、劇中プロップに多い十手の鈎の様な形をしております。
握柄は商品名通り『 藤巻 』、市販品の藤巻十手の中で、最も綺麗な藤巻十手だと私は思いました。
蛭巻を彷彿とさせる美しい藤、艶があり、肉厚もそこそこにあると思います。
この藤巻が『 オススメポイント 』です。
紐付環は、お土産用の上級十手に多いタイプです。
環台座は棒身に留められているため水平回転し、紐付環はパタパタと倒れます。
お土産用ならこれで良いですが、本歌十手(本物の十手)では強度面からこのタイプの紐付環は存在しないため、あくまでもレプリカ、模造品に多い傾向です。
この様に、このタイプの紐付環は外れやすいです。
下級捕吏(目明かしなど)の十手には、藤巻、紙縒りを巻いたもの、麻糸などを巻いたものが多いです。
藤巻は、入手も容易で成形もしやすく、見た目にも良いため、下級捕吏の十手に多いと思います。
自分もいつか、本歌の藤巻十手が欲しいです。
『 市販品の藤巻十手 』は3丁ありますが、2丁は上級十手になります。
ただ藤巻十手で良いのであれば、この与力十手(商品名)でも良いと思います。
少しでも良いもの、棒身が多角形の十手が良いのであれば、やはり上級十手を買うべきです。
安いものは、それなりに雑な作りですので...。