荒野の素浪人・鮎香之介の五連発
今回は段ボールや厚紙で作った「鮎の旦那の五連発」が完成したので、それについてです。
この五連発は私の工作にしては珍しく、型紙を作ってから材料を切り取りました。
銃身側は、片付け時に誤って捨ててしまったみたいで見つかりませんでした。
段ボールを銃身側、グリップ側各4枚、計8枚切り出しました。仮組したものがこちらです。
先ず銃身側から段ボールを組んでいきます。この時、段ボールの波目が見えなくなるように、半紙を周りに貼りました。
この五連発は銃身はモデル2の様に断面が円形ではなく八角形ですので、その形に近づけるために重り代わりに鉄串を切断したものを入れました。
次はグリップ側を組んでいきます。グリップ側はすべて貼り合わせてしまうと撃鉄や引き金が入りませんので、外側2枚はそのままで内側2枚はグリップ以外は切り取ります。撃鉄引き金は仮組ですが、他は貼り合わせたものがこちらです。
撃鉄と引き金は厚紙を9枚貼り合わせて厚みと強度を出しています。
撃鉄引き金や、フレーム同士を合わせるために竹棒を切ったものを差しました。
この赤丸部分が整形不足で、いまだに上手く動作しないです。
引き金と撃鉄は連動した方が面白いため、輪ゴムをバネ代わりにして動作するようにしました。
下記リンクに撃鉄と引き金を動作させたものをアップいたしました(以前Twitterに上げたものと同じです)。
そうして組んだものがこちらです。
結構形になりました。そして塗装します。
揃う前にグリップを作ったのですが、気持ちが先走り作業が雑になってしまったため、いびつな形になりました。
塗装も終わり、軸も通したものがこちらです。
軸は洒落気を出すために菊型の画びょうを付けています。
フレームに重りを入れてしまいその重さで重心が下がってしまうので、面ファスナーを銃身側とフレーム側につけて補強しました。
あとは意匠だけです。
この意匠なのですが、17話以降型の五連発を見ると龍なのかよくわからないため、レジンのモールド(型)でうねうねしているものを使用します。
レジンなのでレジン液をUVライトで硬化させます。
硬化したものがこちら。
これを塗装したのがこちらです。
銃身とフレームに置いてみるとこのようになります。
もう二回りくらい大きいともっと劇中のプロップガンに近づくと思います。
せっかくなので、五連発のシリンダーも作ってみました。材料はサランラップの芯と厚紙と画鋲です。
出来上がったのがこちらです。
画鋲で薬莢のリムを表現しています。前面に五個分の円形穴をあけて薬室を表現しました。
これも組み、出来上がった五連発がこちらです。
正直イマイチです。
段ボール感はかなり残ってしまったし、半紙では段ボールの波目を消せませんでした。
大きさはキャプチャ画像を参考にしたので、握るとこのくらいです。
まあこれでも雰囲気は楽しめると思います。
家にある竹光と、藤巻風にした脇差と一緒に撮れば結構鮎の旦那の五連発っぽくなる気がします。
あとは青い着流しに浪人銀杏のカツラがあれば鮎香之介のコスプレが出来そうです。
青だと荒野の素浪人第二シリーズ(新荒野の素浪人?)の方になってしまいますかね。
段ボール感がかなり残ってしまったので、次作ることがあれば新品の段ボールから作り、半紙ではなく厚紙を周りに貼って段ボールを無くしていきたいです。