近代リボルバーの祖
リボルバーと言いますか、輪胴回転拳銃自体はマッチロック(火縄式)やフリントロック(火打石式)にもありました。
まあ時代劇だと刑事ドラマ同様に電着式のプロップガンとかを使用するため、手動回転銃でもセミオートみたいに撃つシーンがあるんですけどね。
で、今回紹介するの撃鉄とシリンダーが連動する、銃器史上初の量産リボルバーについてです。
紹介すると言っても、実銃ではなくモデルガンです。
そのモデルガンがこちらです。
ハートフォード:テキサスパターソン 7&1/2inch 発火式モデルガン です。
↓取扱説明書
この銃は面白く、コッキングすることによって引き金が出てきます。
その仕組みはこのようになっています。
またこの当時の拳銃はパーカッションロック式で、まだ金属薬莢が登場する前の銃なので、シリンダー先込め式拳銃です。
シリンダー前側には黒色火薬と銃弾、後ろ側には火薬の入ったニップルキャップをつけて撃ちます。
パターソン以降の銃には、銃身下にローディングレバーがあり、分解せずに弾込めができます。
一応上から
です。
モデルガンではニップルキャップに5㎜キャップ火薬をつけ、シリンダーのニップルにつけて発火を楽しみます。
↓ニップル
この頃の拳銃は、SAAのようにベースピンを抜いてシリンダーを外すのではなく、ウェッジを抜き、銃身を外してシリンダーを外します。
一応手順を下記に示します。
①ウェッジを抜く
限界まで引きます。
②撃鉄をハーフコックにする
③銃身、シリンダーを外す
戻すときは③→②→①の順です。
戻すときはウェッジとシリンダーアーバーの矩形穴を合わせないといけません。
シリンダーアーバーはフレームから分解できますが、ここを合わせないと銃身が固定できません。
このタイプの拳銃にも、リアサイトやフロントサイトはあります。
フロントサイトは上画像ですが、リアサイトはこの部分にあります。
撃鉄にV字が刻んであり、これがリアサイトになります。
そのため、このように照準を合わせます。
よくできています。
しかし、狙いにくいです。
現代リボルバーの祖ともいえる銃、テキサスパターソン。
これはリボルバーファンは買うべきではないのでしょうか?
いや、リボルバーファンなら買うべきだと思います。
....まあ私は8年前に51ネイビーと間違えて買ったのですがね(^^;;
テキサスパターソン、スリムな見た目でなかなかに良いです。
また五連発のリボルバーというのが面白いです。