タイトル通りです。
今回は、持っているモデルガンで一回も記事にしていないものを。
◉項目
- 日本初の国産近代拳銃
- 特徴
- その他
これで行きます。
1.日本初の国産近代拳銃
もうお分かりだと思いますが、こちらです。
HWS ハートフォード:
二十六年式拳銃
発火式モデルガン ver
です。
『発火式モデルガンver』なのは、このハートフォードさんは二十六年式拳銃のガスガンも製作されているからです。
入手自体は偶然で、なんとなく聞いたことあったので、組み立てキットを購入し製作、今回初試発火も致しました。
動作は快調で、特に問題無かったです。
2.特徴
特徴は、やはりこれらですね。
- ダブルアクションのみの作動方式
- 中折れ式
- 外しやすい側板
- 止まらないシリンダー
結構ありますね。
◉ダブルアクションのみの作動方式
名の通りで、シングルアクションが出来ないです。
撃鉄(ハンマー)には、指を置く部分がありません。
二十六年式拳銃がダブルアクションのみの作動方式なのは、『乗馬中に片手で撃てるようにした』ため、そのように設計されたそうです。
◉中折れ式
中折れ式です。
全体的に、ウェブリーリボルバーや、エンフィールドNo.2リボルバーのような形です。
中折れ式ですので、銃身を折り切ると、エキストラクターによって排莢されます。
これ、やり過ぎるとエキストラクターが折れることがあるそうなので、注意ですね。
◉外しやすい側面
側板というのは、サイドプレートのことです。
二十六年式拳銃は、メンテナンスや分解をを容易に行なえるように設計したため、工具無しでサイドプレートを外せます。
サイドプレートは、用心鉄(ようじんがね:トリガーガード)を外すだけで、外すことができます。
これは、発火後の清掃、メンテナンスがし易くて、ありがたいです。
◉止まらないシリンダー
👵<ぶっ壊れてんじゃねえか?ヨタヤロウ!!
😷📹<キチゲエ!!嫌がらせやめてくれぇ⤴︎
...そんな訳ないでしょ!
二十六年式拳銃は、なんとシリンダーストップがありません。
失礼な言い方にはなりますが、リボルバーとしては致命的です。
手回しで回転出来ちゃいます。
そのために、実銃では発射後の空薬莢を撃つということが起こったそうです。
3.その他
この、HWS ハートフォード:二十六年式拳銃 発火式モデルガンを、発火・排莢させた動画を作りました。
日本人なら...HWS ハートフォード:二十六年式拳銃 発火式モデルガン! #モデルガン #ハートフォード #二十六年式拳銃 #鞍馬天狗 - YouTube
よろしければ、ご覧ください。
ここに書こうと思ったのは、動画のことではなく発火用カートリッジのことです。
上画像の通り、二十六年式拳銃の発火用カートリッジは、同時にダミーカートリッジにもなります。
発火時は弾頭を外し内部に火薬を入れる、ダミカ時には弾頭を付けて飾っておく。
このように、使い分けることが可能です。
ダミーカートリッジになりますので、弾頭を付けた状態では、シリンダーにカートリッジは入りきりません。
シリンダーインサートも、少し深いところにあります。
面白いですね。
よく作られています。
二十六年式拳銃は、実銃と思われるものが戦後直後の時代劇に登場します。
おそらく、空砲を入れてプロップとしていたのでしょう。
私は二十六年式拳銃ではなく、ルフォーショーリボルバー(ピン打ち式:蟹目式薬莢)の鞍馬天狗なら、見たことあります。
という事で、今回はハートフォードさんから発売されてる、二十六年式拳銃 発火式モデルガンを、ご紹介致しました。