狙撃者のM1カービン
M1カービン、ご存じだと思いますが、第二次世界大戦から朝鮮戦争頃の米軍の自動小銃です。
M1カービンの詳細なら、ネット検索すれば色々出てくるのですが、下画像の劇中プロップのタイプは、おそらく出てこないんじゃ無いかと思います。
実銃で、このようなM1カービンは無さそうですからね。
なので、今回はこの『狙撃者のM1カービン』を、見ていきたいです。
◉項目
- 狙撃者のM1カービン
- モデルはこれか?
- 特徴
- 登場作品
こうなりました。
1.狙撃者のM1カービン
上画像の通りです。
全体はこのようになっています。
M1カービンっぽくて、M1カービンぽくも無い、不思議なカービンです。
これがM1カービンだと分かったのは、大激闘マッドポリス‘80第15話「005便で来た狙撃者(スナイパー)」の次回予告です。
「狙撃者のM1カービンか、氷室のアーマライトM16か。」というナレーションで、判明しました。
M16小銃の存在も、このナレーションで知りました。
このM1カービンは、分解できるんですよね。
大激闘マッドポリス‘80第15話、大空港第61話で、これを分解した状態で運び、現場で組み立てるシーンがあります。
バレル、本体(フレーム)、マガジン、スコープが分解可能で、ストックは折り畳んだ状態で収納されています。
2.モデルはこれか?
このM1カービンは、おそらくパラトルーパータイプから発想を得て、作っているのだと思います。
画像はM2カービン パラトルーパーモデルです。
このように、折り畳み式の銃床になっています。
それは今回の狙撃者のM1カービン同様ですが、当時パラトルーパータイプはCMCが作っていたそうで、ステージガンの王道メーカー:MGCは通常のM1カービンしか作っていませんでした。
※画像はイメージ
そのため、撮影用プロップに、MGC製M1カービンに同社MP40のストックを付けたものを作ったと思われます。
因みに、このM1カービンはタニオアクションです。
トリガーを引くとボルトが後進し、排莢を行うことができるようです。
3.特徴
このM1カービンは、以下のようになっていると思います。
- 多分M1カービンベースで、ストックを切りピストルグリップにしている
- 銃床は MP40系の曲銃床
- バレルは発火用分伸ばされており、フロントサイトが奥まった位置にある
- バレル下には、火縄銃の㮶杖のような用途不明の棒部品がある
- フォアグリップは着脱可能
- タニオアクション
- マガジンは常時30連のボックスマガジン
このような感じです。
モデルガンベースで作る人、居ないんですかね?
依頼すれば、某工房さんならお造りになるかもしれないです(M16西部警察スペシャルを造られた程ですので)。
4.登場作品
以下に、自分が分かる限りで登場作品を記します。
- 最も危険な遊戯
- 大都会PARTⅢ第3話「捜査中止指令」
- 大都会PARTⅢ第38話「国際密輸ルート」
- 西部警察PARTⅠ第119話「マフィアからの挑戦」
- 大激闘マッドポリス‘80第14話「ハンター・キラー」
- 大激闘マッドポリス‘80第15話「005便で来た狙撃者(スナイパー)」
- 大激闘マッドポリス‘80第16話「人間狩り」
- 大空港第61話「兇悪密輸組織撃滅作戦」
こんな感じです。
まだまだあると思います。
マッドポリスでは、終盤3話連続で登場します。
1/6サイズで、GIジョーシリーズにM1カービンやM1カービンパラトルーパーなどがあります。
それを使えば、この「狙撃者のM1カービン」が作れそうですね。
タナカワークス:M1カービン パラトルーパーモデル 発火式モデルガン 発火動画 #モデルガン #タナカワークス #M1カービン #M1カービンパラトルーパー - YouTube