懐剣(模造刀)の手入れ
数年前に購入した模造刀があるのですが、これの外装に手を加えました。
↓数年前に購入した懐剣(模造刀)
模造刀なので、許可証無しで所持できます。
今は、この様な状態です。
柄に柄紐を巻きたかったのですが、ちょうど良い下緒が無かったため、凧糸を塗装しました。
全てニス塗りです。
柄には茶色系ニスを2種類使い、最後に艶出しニスで仕上げました。
目釘は隠れてしまいましたが、もう分解する予定はありませんので、とりあえずはこれで良いです。
目貫は、凧糸を塗装するため塗装終了後に貼り付けて、鮫皮拵えの様な感じにしました。
刀身は、やたら加工すると銃刀法か何かの法律違反になりますので、表面に刀油を塗る程度しか手入れをしていません。
↑模造刀なので、刃はありません。
鞘なのですが、昔『 家紋シール 』を貼った部分を隠すため、鯉口から栗型まで黒糸を巻き、艶出しニスで仕上げました。
素人製作でも、結構様になりますね。
下緒は『 茗荷結び 』にしました。
これ、よく短刀にある結び方だと思います。
今回の懐剣は、『 幕府高官が屋敷内または殿中で佩用する腰物 』をイメージしました。
そのためニスや糸も茶色系や黒色と、シンプルな配色に、落ち着いた雰囲気を出しました。
というか、私は『 同田貫藤原正国 』などの実戦向きな刀剣が好みですので、自然とその様な拵えになりました。
素人製作で、こんなに良い色が出せると思いませんでした。
これは、気が向けば出品するかもしれません。
模造刀なので、許可証無しで所持できます。
並製刀油(大)(30cc)【居合道具】