羅宇を変える
以前、骨董市で煙管を購入いたしました。
この煙管、骨董品のため羅宇はあまり良い状態ではなく、ヤニの匂いが凄いです。
なので、今回羅宇を交換し、吸い口&雁首も清掃しました。
とりあえず、羅宇を変えた煙管が、こちらです。
一般的な形の羅宇煙管で、種類は『石州煙管』になります。
『羅宇(らう)』は、以前煙管関連の記事でご紹介した時に書きましたが、植物性のものが使われている真ん中の管のことです。
今回、羅宇には家にあった柄杓の柄を使いました。
吸い口&雁首の内径と、柄杓の柄の外径がちょうど良い大きさでした。
ただ、これプラスチック製の柄杓なので、実際にこれで煙草を喫むとなると、向いていないかもしれないです。
吸い口&雁首は、内側は試験管ブラシなどで洗い、外側はピカールで磨きました。
美しい真鍮色が、でたと思います。
吸い口&雁首には、『竹に虎』の彫り物が施されております。
これは、縁起物として好まれていた組み合わせで、『獅子に牡丹 竹に虎』などがあるようです。
煙管なので、煙管筒にしまっています。
この煙管、吸い口&雁首が太めに作られていますので、手元にある煙管筒の中では、布で作られた煙管筒でないと入らなかったです。