町方同心十手(真鍮製銀流し十手):作り直し
この記事の十手です。
この記事では、アイナットを用いて『水平回転環』仕様にした同心十手を作りました。
しかし、長さが30糎と1寸程長く、3本中1本は環が固定になってしまったりと、良い出来ではなかったです。
そのため、今回作り直しました。
先ず、作り直した十手が、こちらです。
上記事の十手が基なので、外見はほとんど変わっていません。
ただ、谷口柳造氏の著書『十手 〜破邪顕正の捕物道具〜』の真鍮製銀流し十手をモデルにしたため、棒身と握柄の間に溝を設けて、マジックで墨入れを施しました。
さらに、水平回転環の軸に菊型鋲をつけて、菊座でかしめた様にしました。
ここは、前回から変えたところです。
また、作り直した事もあり、全体的に出来は良くなりました。
長さは、朱房紐が28糎、紫房紐が35糎です。
※尺は下側の細かい字が糎です。
自分が好きな真鍮製銀流し十手は紡錘形ゆえ、そこをどうにかしたいです。
最近、クリアースプレーで塗装面を仕上げる事を覚えたので、今度真鍮製銀流し十手を作るのであれば、本物の様に水平回転環も金色にしてみたいです。