『梅澤の十手』について考察
これは、『マジック・ザ・ギャザリング』というトーレディングカードゲームの、『神河謀叛』というブースターパックに収録されているカードのようです。
スタートガイド|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト
これに関しては、私は全く関与した事が無いため、これ以上は不明です。
申し訳ありません。
記事タイトル通り、私は十手が好きなため、この『梅澤の十手』を考察しようと思います。
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◉項目
- 梅澤の十手の特徴
- モデルに近いもの
です。
1.梅澤の十手の特徴
上画像の通りです。
梅澤の十手はこれ以外にもあるようです。
これは海外版ですが、1枚目と明らかに違います。
この1枚目の十手は、作りからしておそらく『鈎鍔の十手』ですね。
↓鈎鍔
緒付環は確認出来ませんが、太刀もぎの鈎が鍔の縁から伸びて出ているのが、確認できます。
握柄は、凹凸が施されております。
これは、鉄砲のグリップでいう「フィンガーチャンネル」で、握り心地を良くするために、施す事があります。
もう一つの十手、これもおそらく『鈎鍔の十手』ですね。
名和弓雄先生の著書を参考にすると、太鼓胴鈎とは思えないため、私は鈎鍔と思いました。
この鈎鍔に、似ています。
また、握柄末端には緒付環(紐付環)が確認出来ます。
菱形ですね。
猪目形には見えませんので。
2.モデルに近いもの
まず、画像1枚目のこの十手からです。
これは、オリジナルだと思います。
このタイプの十手って、実はまだ見た事無いものでして。
と言っても、『鈎鍔の十手』は存在します。
※この十手の真偽は不明。
岡崎の十手展にも、それらしきものがありました。
いつも通り、火付盗賊改の鍔付き鈎付き十手のような感じです。
火盗改の十手には、相手が相手故に防御性を高めるために、日本刀の鍔をつけた十手を使います。
もう1つの十手についてです。
これは、モデルが有ると思います。
この十手です。
これは、名和弓雄先生の著書では『世田ヶ谷代官:大葉彌十郎の十手』とありました。
似ていますね。
鈎鍔、棒身と鈎鍔の間のハバキ、握柄末端の感じなど、そっくりだと思います。
この『世田ヶ谷代官:大葉彌十郎の十手』は、右門捕物帖(NET1974年版)や同心暁蘭之介のOPで、確認可能です。
この『梅澤の十手』、十手で検索すると出てくるので、今回記事にいたしました。
知名度の割に、どういう十手か述べている人は居ないですからね。