江戸の旋風における『気砲』
今週金曜(2022年7月22日)の同心部屋御用帳・江戸の旋風第48話に、『気砲』が登場します。
なので、今回は『江戸の旋風に登場した気砲』についてです。
※画像についてですが、例の対策として画像に文字を追加したため、若干見難くなりましたが、ご了承の程よろしくお願いします。
◉項目
- 『気砲』とは
- 江戸の旋風に登場した『気砲』
1.『気砲』とは
『気砲』とは...
近江の鉄砲鍛冶職人・國友藤兵衛(一貫斉)が製作した空気銃。ポンプで空気を圧縮貯蔵し、弾丸を連続して発射する銃のことです。
(参照:コトバンク)
2.江戸の旋風に登場した『気砲』
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— 近江屋の御隠居 (@oumiya_goinkyo) 2022年11月30日
同心部屋御用帳・江戸の旋風第48話「狙われた女」に登場したものは、こちらです。
千秋城之介(演:加山雄三さん)が捜査上の参考に、御先手組へ出向いて気砲の実演を視察するシーンがあり、そこで見ることができます。
劇中では、このように紹介されておりました。
『気砲』とは、現代の空気銃の事である。
当時幕府が開発を進め、外形は種子島風であったが、空気タンクを兼ねた大きな銃床が特徴で、その弾丸は、瓦を打ち砕く程の力を持っていた。
です。
上記の通りで、銃床は火縄銃のような形で、銃身下には弾丸を込める㮶杖(かるか、さくじょう)が確認できます。
江戸の旋風では、生気棍を使い空気タンクに空気を充填させます。
その後、機関部に接続しておりました。
機関部や空気タンクが妙にリアルで、もしかしたら実物か、実物を真似たものにプロップの火縄銃の銃身をつけたものかもしれないです。
劇中では、瓦を打ち砕くシーンがあります。
まあ、発泡スチロールみたいですが、そこは大目にね...(^^;;
『気砲』で検索すると、下記のサイトがヒットします。
こちらで江戸の旋風の気砲と比較したのですが、驚きました。
銃身部が若干異なるものの、非常によく再現されています。
構えや空気充填方法も、なかなかよく再現しております。
よくこんな面白く、珍しい物をプロップとして登場させたと思いました。
KTWのTANEGASIMA(エアーソフトガン)、なんかそれを思い出しました(笑)
あれもある意味『気砲』ですね。
こんな貴重な気砲のプロップが見れるのは、同心部屋御用帳・江戸の旋風第48話だけだと思います。
興味がおありの方は、ぜひ一度ご覧になってください。
追記(2022年7月21日)
なんと、江戸東京博物館に、江戸の旋風と同じタイプの気砲が収蔵されているようです。
気砲 | ToMuCo - Tokyo Museum Collection
(気砲って英語だと「ガスガン」になるのか。)
えっ....じゃあ、あれは本物の可能性が...。
だとしたら、なんて凄いものが見れるんだ...。