江戸の喫煙道具
私は好きでやっているので良いですが、もしかしたら、そろそろ『十手ネタ』に飽きてきた方もおられるかもしれないです。
なので、今回は収集してきた物の中で『江戸の喫煙道具』をご紹介致します。
※私は煙草を吸いません、呑みません。
まず、『煙管(煙管)』から。
ここでご紹介するのもは、何も仕込みが無い煙管で、以前の記事で触れた仕込み煙管は、除いてあります。
ではでは...。
こちらです。
煙管は、大小合わせて13本ございます。
これのうち2本は、煙草を模したものを火皿の入れています。
これ、結構雰囲気あると思っています。
紙製で短冊状の緩衝材を、塗装して作りました。
喫煙不可ですが空気は吸えるため、自分のような雰囲気を楽しみたい人用な感じです。
煙管の各部名称は、このようになっています。
↓画像引用元URL
因みに、諺の「雁首を揃える」の雁首は、この煙管の雁首が由来となっています。
煙管には大きく2種類あり、羅宇に竹や黒檀など植物を使う煙管を『羅宇煙管』、全体が金属で作られている煙管を『延べ煙管』と言います。
よく知られている煙管、よく見かける煙管は、羅宇煙管です。
延べ煙管には、綱のように捻られた形の手綱(たづな)煙管という、面白い煙管もあります。
ただ、全体が金属なだけあり、前に見た延べ煙管は純銀製という事もあって、値段が7万円でした。
詳しくは、このサイトをご覧下さい。
次は、『煙草入れ』です。
まず、収集したものがこちらです。
全て新品の状態で購入した物ゆえ、骨董的な価値はありません。
煙管を仕舞う『煙管筒』には、蓋つきのものや、簡易的なものなどがあります。
煙管本体や、この煙草入れ、煙草入れの根付けなどは、当時の『粋(いき)』を表すものであり、自分用にそれらを誂えて、一種のファッション的な楽しみ方があったそうです。
煙管というと、前の仕込み煙管もそうですが、煙草入れが仕込みになっている時計師の夢次(必殺仕事人・激突!)が浮かびます。
煙管を煙草入れに刺すと、内部のからくりが動き、煙管を介して針が飛び出すというものです。
煙管は羅宇が金属っぽいので、延べ煙管ですね。